クワンソウについて

沖縄伝統島野菜クワンソウ

沖縄ではクワンソウを食べるとよく眠れるという伝承が広く長く伝えられ、多くの民家にクワンソウが植えられていました。和名はアキノワスレグサ。ユリ科のワスレグサ属です。「萱草 (カンゾウ)」とも呼ばれますが「甘草(カンゾウ)・マメ科」とは別の種です。
茎やつぼみ、花は野菜として、葉はお茶に、また特殊製法でエキス化され健康食品の原材料として活用されています。今帰仁村の限定農家で大切に栽培されています。

昔は沖縄全島に自生していましたが、現在では少なくなり、今帰仁村6千坪の畑で無農薬栽培されています。
花は鮮やかなオレンジ色でアキノワスレグサの名のとおり、9月から11月にかけて収穫され、食感は意外にもしゃきしゃきとしており、味は甘みがあります。小さなつぼみは酢漬けに、大きなつぼみや花はてんぷらなどで食されています。

花摘みをするととても幸せな気持ちになるといわれ観光客などに喜ばれています。
クワンソウ花は1日花。朝咲いて夕方には萎れてしまいますが1本に20輪のつぼみがつき、20日間毎朝新しい花をさかせます。「毎日生まれ変わる」姿を見ることで憂いや苦しみを忘れることができるともいわれています。
茎は2月から5月に収穫され、葉や茎を刻んで乾燥させたものを煎じて服用すると安眠効果があると伝えられてきました。茎の白い部分は淡白ですがほんのり甘みがあります。栽培には農薬を使用しないために、1年に3〜4回草取りをしています。

沖縄県指定伝統野菜28品目・地域ブランド推進野菜16品目にも指定され、古くは1800年代琉球王国の宮廷においても調理されていた食材で、琉球王や中国皇帝使者である冊封使たちも食していたという文献も残されています。

クワンソウクワンソウ生産農家さんクワンソウ生産農家さん

クワンソウと不眠

民間療法的な利用方法としては、眠れない時、マラリアで熱が出て寝付けない時、夜泣きする子を静める時など、様々な言い伝えがありますが、総じてみれば葉を食し「不眠症に効く」という伝承が数多くあります。
しかし、近年まで「不眠」の定義は曖昧で、その科学的な根拠を解明する手段と機会が十分にありませんでした。
また、クワンソウの研究をする自治体も本格的な栽培に取り組む農家も少なかったので、作物としての知名度は低く、栽培方法の研究記録も見当たらない野草に近い認識の植物でありました。

一方で現代社会は1、高齢化社会、2、社会の夜型・短眠化、3、うつ病患者の増加、4、生活習慣病の増加、などから今では国民の4人に1人が睡眠障害を自覚していると言われています。
日本においては過去20年間で最も平均睡眠時間が短い社会となり、世界を見ても睡眠改善薬等の市場は急激に拡大しています。

クワンソウの伝承の有効性と安全性、そして価値の顕在化を目指して商品化された一つが「和萱美」です。

和萱美について